欠伸した先は光陰矢のみ

筆をとった時より更にしょーもない日常的な愚痴がつまってます

徒然日記 一月十一日(続五日)

 

さて、あの素晴らしい作品をご存知ない方の為にもう少し私の趣味にお付き合い下さい。

 

オペラ座の怪人という名で恐れられているエリックは、仮面で顔を隠した謎の人物。

舞台では、プリマドンナのカルロッタが役を降りると言い張り、美しいソプラノ歌手クリスティーヌ・ダーエが代役に推薦される。彼女はバイオリニストの父と演奏旅行をしていた時代には将来有望とされる天才少女だったが、父が亡くなり幼くして里子となってからは音楽への情熱を失ってしまい、カルロッタ曰く「下手くそ」だった。しかし彼女には名前を告げず声楽を教える先生がいるという。実はそれがオペラ座の怪人ことエリックだった。

クリスティーヌはその歌声で大成功を収めると、再会した幼馴染ラウル・ド・シャニー子爵と恋に落ちる。ラウルは彼女を食事に誘い外出の用意をするが、エリックの怒りに触れ、クリスティーヌはオペラ座の地下へと連れ去られる。エリックを音楽の天使と信じるクリスティーヌは彼の声に聴き惚れ思わず仮面に手を伸ばすが、そこにあったのは紳士の顔ではなく、死肉で出来たおぞましい皮膚であった・・・。

 

・・・という内容で始まるのですが、エリックほど素晴らしい悪役がいるでしょうか。

彼は生まれながらにして悪魔の子として扱われ、父には一度も顔を見られず、母は泣きながら仮面を渡して逃げ去った。幼少期は「生きる屍」として見世物にされた。そしてオペラ座の地下に住み始め、クリスティーヌに恋をしてしまう・・・何て悲劇的な運命なのか!

私は基本的に人を憎まないのですが(面倒臭いし嫌悪をする自分が嫌いだから)、エリックというヒール・ファントムを嫌う人などいるのでしょうか、いやいないはずだ!!!

同情ではなく、愛に飢えて心まで歪んでしまった天才・・・皆さんも見れば彼に愛を教えたくなるに違いない!!!

 

結論はやはり、オペラ座の怪人を観ようということで。